- 2010-07-13 (火)
- UI(インターフェース) | マーケティング・事例
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特にネット系のマーケティングを行うにあたっては避けて通れないプロトタイピングや仮設検証のプロセス。
Amazon、Microsoft、Googleと言った企業も、大々的に取り入れている手法です。
ただ、このプロトタイプ手法も、やり方をちょっと勘違いすると、単にゴミを作るプロセスで時間を無駄にしただけに終わってしまいます。
(というか、そういうのを何度も見てきました・汗)
今日は、そんな「悪いプロトタイプ」と「良いプロトタイプ」の違いなどを少しばかり。
悪いプロトタイプを作ってしまう人は、こんな罠に落ちている
まず、悪いプロトタイプについて。
もう負けパターンに陥っている人やプロジェクトの最大の特徴は、この1点に集約されます。
思い切った早期調査ができず、無駄に凝ったものを作ることに時間をかけてしまう
あらゆる開発・リリースにはスケジュールがあり、マイルストーンがあり、リソースは有限です。
その中で、ユーザからのフィードバックは、早ければ早いほどじっくりした改善が可能。
でも
- こんなプロトタイプじゃ、まだユーザに見せれるレベルになっていないから・・・・
- ある程度、部門の意見も聞いておかないと・・・
- 完成品じゃなくてもいいけど、一通りの振る舞いを網羅してから・・・
こんな理由で、1週間・2週間と作業が遅れれば遅れるほど、後ろのスケジュールがどんどん圧迫され、精緻化するための時間が削られていきます。
また、バックエンドのシステムなどが絡んでいる場合(といっても結構な割合なんですが・汗)だと、
「いや、今更言われてもそんな抜本的な変更はシステム的にムリですよ」
なんて結果も。
ことプロトタイプに関して言えば、最終的には重要な要素である、完成度の高さや機能の網羅性を求めることが、失敗につながってしまいます。
皮肉と言えば皮肉な話だなと思いますが、個人的には、事あるごとに痛感する事象だったりもします。
また、ユーザではない人の意見に流されて、あれこれこねくり回すのも同様に失敗の典型パターン。
だって部門の人が使うためのプロダクトじゃないんですから。
良いプロトタイプのコツは、「良い粗悪さ」
それでは良いプロトタイプとは?
それは、「初期仮説や検証したいことが出てきたら、最低源の要件をみたすものをさっと作ってしまう」タイプ。
早期発見、早期治療、みたいな。
・・・・
・・・(汗
深刻な問題があるのが当たり前みたいな書き方でいいんだろうか、などと思ったり思わなかったりしますが、とにかくそういうことです。
成功するための具体的なアクションのポイントは2つ
- プロトタイプに、多くを求めすぎない(粗悪なものでも、検証さえできればそれでOK)
- 「使用者」の「行動」を拠り所に改善する
1つ目は上に書いたのですが、もう1つ大事なのがこの2つ目。
「行動」ではなく「意見」を元に作ってしまった失敗の例も、枚挙に暇がありません。
「言動の不一致」なんて言葉でもありますが、人間が言葉で表現できるニーズは10%にも満たないと言われています。
アンケートなどを沢山やれば分かりますが、一般の人の意見とか、まぁそれは(以下略)
出来るだけ早く、ユーザが本当に求めるプロダクトの姿に近づくためにプロトタイプは存在します。
プロトタイプが答えそのものである必要は全くありません。
必要最低限なものを、ユーザの行動から判断する。
ウェブだったら別にHTMLなんて組む必要はありません。
パワーポイントでしれっと絵を描いて、それでやってしまえばOK。
それも時間がかかるなら、紙(ペーパプロトタイプ)だって、結構活躍してくれます。
できそうで、意外とできていないケースが多いんじゃないかなと思うこの頃です。
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Comments:1
- 井上勝雄 2010-07-17 (土) 13:53
-
ブログで紹介いただいた「PowerPointによるインタフェースデザイン開発 」の著者の広島国際大学の井上です。
目下、インタフェースデザイン設計論を研究しています。プロトタイプはその重要な役割をするので、ブログの指摘は興味深く読ませて頂きました。

@fallinstar

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