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消費者フレンドリーに利益を生む「値引きに頼らない」プライシング

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最近どんどんウェブの話が減っているような気がするこのブログですが(汗)、今日もちょっとマーケティング的な小話です。

ネットの登場、不況の影響もあり、消費者の価格に対する要求・敏感さは昔よりも高くなっています。
が、そこで簡単に値下げをしてしまうと、単なる利益喪失にしか過ぎません。
(すき家みたいに、戦略的にペネトレーション・プライシングを仕掛けたりするのはまた別ですが)

ユニクロの柳井会長はこんなことを言っています。

付加価値が低い、安いものばかり買おうとは誰も思わない。やっぱりいい商品が安いということではないと売れないと思います。

でも、ほかの業者の人やジャーナリズムの人は、その辺を勘違いしているんじゃないかな。安い商品が売れるように錯覚している。

で、単なる安売りではなく、かつ消費者からも理解を得やすいプライシングってあるなーと思ったので、そんなことを書いてみようかと思います。

「飲み食べ放題15分375円!」で利益を20%伸ばした居酒屋

横浜に「おだいどこ酒場」というお店があります。

もう見出しに書いてしまいましたが、ここでは通常の飲み屋(1品いくら or コースでいくら)という考え方を捨て、時間単位でお客さんから料金をもらうというシステムに切り替えることで、利益をアップさせました。

「ヒントになったのは、カラオケやネットカフェ。1杯いくら、という考え方ではなく、お客さまから時間の対価をいただこうと、発想を180度変えたんです」

いまきはこのお店に行ったことはないのですが、調べた感じだと料理も悪くなく、ビールもスーパードライとまずまずの質も保っている模様。
これで、飲み食べ放題15分375円なら、安いと思ってしまうんじゃないでしょうか?

この価格設定の意図を、運営の方はこう話します。

「居酒屋での1人の滞在時間は平均90分で2250円。値段はここから逆算して設定しました。正直、すべてのお客さまが15分で帰ったら商売になりませんが……」

安売りではなく、価格の提供方法を変えているわけですね。
実際に消費者の反応も上場の模様。

  • 予算のメドがつきやすいのでいい
  • 大人数でも小人数でも気安く来られる

 「誠」の記事で知ったお話ですが、まさに消費者に受け入れられやすい価格の見せ方の分かりやすい例だと思います。

消費者が、「いいね」「安心」と思える価格を提供する

こういう価格(を含めた商品設計)は、色々と業界を問わず結構あるなと思います。

もうすっかり社会浸透した感のある100均ショップも、値引きの要素もさることながら、その分かりやすさ、消費者の受容を促進する全品100円という設定に効果は無視できません。

「100円均一だから」

ということで、気がついたらなにやら色々買ってしまう経験がある人もいるのではないでしょうか?
(というか、自分がそうなんですが・汗)

その他にも

  • 走った分だけの保険のお支払いで合理的(自動車保険)
  • どれだけ使っても、5000円均一!(パケ放題とか、飲み放題とか○○放題は大体この路線)

こういった価格設定は、必ずしも安売りに頼らず、消費者の合意・理解を得やすい提供形態を取ります。
そのため、結果として利益を落とすことなく、商売を促進する効果を挙げることがしばしばあります。

こういった工夫、広い意味での顧客中心の発想の1つとしてまだまだ採り入れる余地のある会社も多いんじゃないかなーと思ったり思わなかったりするこの頃です。

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