- 2010-11-08 (月)
- マーケティング・事例

特に嗜好品の商品を扱っている人なら狙って、あるいは暗黙的に行っているマーケティングと言うかプロダクト戦術に、「見せる(魅せる)商品と、売れ筋を切り分ける」というものがあります。
(※こういう言い方が適切なのかは分かりませんが)
消費者って面白いもので、「イイ!」と思うものと、「これを買う!」というものの間にはかなりギャップがあったりします。
今日はそんなお話など。
たとえば、クルマ
突然ですが、HONDAのフィットのページを見てください。

とってもカラフルな車種が並んでいます。
見た目にも、グリーンとか、とっても綺麗です。
でも、じゃぁそれを買うかというとそれはまた別物。
実際に、クルマのカラー別の売上を聞いてみたところ、(もちろん車種によって違いはありますが)一般向けのものだと、白・シルバー・グレー・黒で、約90%の販売量になるそうです。
じゃぁ、展示会やCMに売れるものを出せばいいかというと、そういうわけではありません。
その他のシーンでも、やっぱり変な奴(というと失礼ですが・汗)があると、対面での説得に影響が出たり、サイトにしても表現しやすかったり、企業としてモノトーンばっかりだと「何か面白くない会社だな」となってしまったり、そんなことが起こっちゃうんだとか。
利益・売上の大きい品だけにしたら人が居なくなったEC
これはネットの世界での事例です。(※名前や数字は出せませんが)
あるECサイトでは購買データをしっかりと分析し、
利益や売上に貢献する商品からどんどん表示し、それに見合わないものはどんどん排除する
というロジックを組んでいました。
普通に数学的に考えると、利益体質が強化されるはずです。
じゃぁ実際、どうなったかというと・・・・
全く面白み(選ぶ楽しみ・見る楽しみ)のないサイトになって、利益が出るどころか数字が悪化してしまった
わけです。
魅せ筋の商品が、抜け落ちてしまった結果ですね。
ロジックと数字だけでは、消費者は掴み切れない
これがどういうことかというと、繰り返し記述になりますが、理屈と数字だけでは、消費者の「心」までは見えないということなんだろうな、と思います。
いくら数字が主張していても、その裏には数字を支える遊びと言うか、「必要な無駄」みたいなものが存在していて、そこをそぎ落としすぎると、全体の魅力がガタガタになってしまう。
そんな落とし穴にも気をつけないといけないなぁ~などと、思ったり思わなかったりするこの頃です。
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※ちなみに、今日の話はいわゆる「死に筋」とはちょっと違う話をしています。紛らわしいかな、と思ったので一応。
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Comments:1
- 451f 2010-11-09 (火) 02:15
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東京ディズニーランドで、滅多に売れない 100 万円ぐらいする超高額な商品を、売れ筋の商品と一緒に陳列して、雰囲気をつくりだしているというやり方も、これに合ったものでしょうね。
どちらの商品も販売している会社は同じだから、全体の売り上げで見ると問題ないという訳です。
でもウェブサイトでも適用されるのは、当たり前ながら、再確認させていただきました。

@fallinstar

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