- 2010-03-26 (金)
- インターネットあれこれ
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これ、コンサルティングプロジェクトで多数の経験をつめばつむほど痛感することです。
自分が普段接しているサイト、使用しているサイトのことは、ついつい「よく知っている」と思ってしまう もの。
でも、その「自分」の利用方法が本当に一般的な利用と被っているとは限りません。
「文字が大きくて、読みづらいですね」
これはまだコンサルタントだった時に、某ソリューションのユーザ行動観察調査(ユーザビリティテスト)で被験者からもらったフィードバックです。
「文字が大きくて、読みづらいですね」
最初は何のことやら?というかんじで、特殊な人なのかなぁ思ったのですが、何人もからそんな発言が出たことで、本当に問題だということが発覚。
よーく掘り下げてみると、そのソリューションの分野にいるシステム担当の人にとっては、大量の情報を扱うのは日常的に行っていることであり、「にかく一画面で沢山の情報を見たい!」ということがわかりました。
しばらく前のことなのですが、あまりに自分がメーカーサイトを見る時の行動パターンと違うのに戸惑ってしまったのを今でも覚えています。
これは、1つのわかりやすい例にしか過ぎませんが、こういう体験はユーザ調査をすると定期的に遭遇します。
サイトオーナーや、制作者は「一般ユーザ」とは違う
サイトを作る際に、「良いものにしたい」と思わない人はまずいない(多分)と思いますが、その時に肝に銘じないといけないのがこの点。
作る側に回っている時点で、もう視点はユーザとは明らかに異なったものになってしまっています。
もう、いいとか悪いとかではなく、そういうものなので仕方ないのですが、今まであったウェブマスターでこれに当てはまらない人はほぼ皆無です。
- 苦労したものに対する思い入れ
- 作った時に意図を(当然)知っているが故のバイアス
- 普段から(一般的な使い方ではなく)利用しているが故のバイアス
こういったものが積もって、制作側の人間は「特殊ユーザ」へと姿を変えてゆきます。
にもかかわらず、ついつい自分の過去の行動や経験に照らし合わせて、そのとおりサイトを作ってしまうケースは、非常に多いのではないでしょうか?
もちろん自分を客観視出来る人なら問題はないかと思います。
が、これまたそんな人に巡り合ったことは、殆どないのが実際のところです。
小さな「ユーザの目」のチェックが、補正をかける
だから、際に普通の人が普通にサイトを使うのを見たり、感想を聞くというのは非常に大きな「補正」作用をもたらします。
大規模なユーザビリティテストやアンケートでなくてもかまいません。
例えば、ベビーグッズのページなら知り合いのママさん数名にかるーくページを使ってもらう、とか。
そんな小さなことでも、得られる発見は本当に貴重なもの。
自分では決してわからない落とし穴や、視点を与えてくれます。
気づかないうちに自分に掛かってしまっているが故に厄介な、「制作者の視点」の落とし穴。
そんな穴に嵌ってしまっていないか、ちゃんと気をつけて行かないといけないですね。
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