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フォームの完遂率は、フォーム前の設計で3倍以上変化する、というお話

ユーザビリティ系の記事でも何かと人気なのがフォーム周りのお話。
たぶん最終成果に一番近いところにあるから、何だと思います。

でも、一番近いから一番影響が大きい・・・という(ほぼ全国共通の)認識は実はそうでもなかったり。

「フォーム前の設計」でフォームの完遂率なんていくらでも変化する、というお話を少ししたいと思います。

実際にプロジェクトで起こった話を、1つ

最近の安直なランディングページ(※この言葉は嫌いですが便宜上こう書いておきます)なんちゃらの流行(?)のせいで、こんな画面が増えています。

  • とりあえずサービスの売りがドカンドカン
  • でっかいボタンが画面に何度も何度も現れる
  • ページが長くて字がでっかい

代理店さんがこの1ページを色々ごにょごにょ変えたりしていました。

で、その画面を、しっかりと情報を掲載して来訪者がじっくり納得できるようなページ(群)にしたところ起こったのが下の図のような結果。

image

数字はそのまんまではなくて加工していますが、大体こんなことが実際に起こっています。

  • 実はページを改善することで、直帰率は増加
  • でも、ちゃんと意欲が醸成できているので、フォームの入力でユーザがあきらめない
  • なのでフォームの通過率は3倍
  • 結果、コンバージョン率は2.5倍以上にアップ

面白いのは、直帰率「だけ」を見ると実は数字が落ちているところ。
ターゲットを明確にして、その人たちに刺さる画面に注力したため、直帰する人の割合はむしろ増えているけど、それは「良い結果」なわけなんですよね。

よくアクセスログ解析の分析方法で、直帰率を低減しなさい、なんてのがありますが、この話を見ると安直に1ページだけでデータを見るのがいかに危険かがわかると思います。
ターゲットを絞れば直帰率は上がりますし、それが悪いと思っていては、いつまでたってもしっかりとエッジの利いたサイトなんて作れっこありません。

大事なのは、要素じゃなくって「おもてなし」

上のお話でも分かるように、サイト内のそれぞれのコンテンツの数字はお互いに影響を与え合っています。

なので、

  • フォームの完遂率が低いからフォームが悪い
  • 広告経由のお客さんの直帰率が高いから、そのページが悪い
  • だからLPOやりましょう(笑)

なんてロジックで改善していても、それは所詮部分最適にしかすぎません。
すぐに伸びどまりが来てしまいますし、上っ面をなぞっているだけになってしまいます。
(ぱっと見てぱっと応募するキャンペーンとかは別ですが)

本当に大事なのは、サイト全体を通じてちゃんとお客様をおもてなしして、納得して情報を入れて(物を買って / 資料を請求して etc)もらっているか。

ユーザビリティのTipsも、それはそれで意味はあると思いますが、最近のブログを見るとどうも小手先の(大してインパクトの無い)テクニックが多いなーと思ったのでちょっとまじめ?に書いてみました。

こういう事例が、もっと世の中に出回ってくれたらいいのになーって、思うこのごろです。

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Comments:1

Toshizumi 2009-11-02 (月) 15:54

うそついて先に進めさせても仕方がないってことですねー

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