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アルコール値上で、酒を買わなくなる人は誰? ~ 人は意外に合理的

深夜テンションで、ちょっと面白いお酒についての海外事例を。

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言うまでもなくアルコールには、高い中毒性があります。
どういうことかというと

中毒には自己強化する性質があり、中毒性の物質(アルコール)を摂取するたびに、また摂取したいという欲望がどんどん強くなっていく

という代物。
まぁ、中毒とまで行かなくとも、多かれ少なかれ経験した方もいらっしゃるのではなかろうかと。

では、ここでクイズ。
そんなお酒を値上げをすると何が起こるのでしょうか? 誰の消費量が最も減るのでしょうか?

  • たまーにお酒を飲む人
  • お酒が好きな人
  • アルコール中毒の人

ベッカーとマーフィーの仮説

こんな、ものめずらしい興味深いことを大真面目に検討したのがベッカーさんとマーフィーさんです。
ちなみにそれ以外でお名前を拝見したことはありません。

あ、彼らの仮説のまえに、まずは結論を。

一番お酒の消費が落ちたのは、アルコール中毒の人たちでした。
具体的には、お酒を値上げすると、消費量のダウン以上に肝硬変による死亡率が急激に下がったんだそうです・・・

・・・・

・・・

アル中の人が、最も酒を控えるということでしょうか。

ベッカーさんとマーフィーさんはこう説明します。

  • 中毒性のある物は、価格の変化に対する感応度が中毒性のない物質に比べて高くなることがある
  • つまり、中毒者は摂取頻度の低い使用者たち(たまーに、あるいは「好き」くらいの人)よりも価格に注意を払う
  • ライトユーザは、価格が上がると摂取を「減らす」が
  • 中毒者は、中毒を断つための合理的な選択として摂取を「きっぱりやめる」かもしれない

「酒なしでは生きていけない」状態だった人が、価格の変化によって一気にアルコールをばっさり断ち切る。
そんなことが可能なのか?と思いますが、これも「合理的な選択」なんだそうです。

人は意外に合理的

この例に限らず、トータルで見た場合、(集団としての)人はなんだかんだ言って合理的な判断をしているということがあったりするようです。

例えば、ですが

喫煙は医学が進歩してもリスクが(あまり)下がらないため、合理的判断の結果として激減した。
一方、肥満はヘルスケアが発展して安全性があがっているため減らない(※なんてこった、って思いますが・笑)

みたいな。

まぁ、少々強引なストーリーかもしれませんが、理性と感情がせめぎあう人間。
感情がトータルするとプラスマイナスで相殺されて、理性的なものが最終意思決定になることだって、結構あるのかもしれないなーって思ったり、思わなかったり。

人は意外に合理的であり、なおかつ不合理でもあり・・・難しいものです。

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