- 2009-07-20 (月)
- UI(インターフェース) | インターネットあれこれ
最近はJavaScriptのライブラリ整備や、大きなモニターが増えたせいもあり、リッチな見た目のサイトが増えてきたなーって思います。
でも、その一方で、それ以上に増えている様相なのが「低速度回線」のユーザ。
今だからこそ、技術をきちんと理解して軽いウェブサイトを作るべきなんじゃないか、というお話を少し。
増えているのは、フレッツよりも「持ち歩きPC」「スマートフォン」のアクセス
これは今木が運営する、とあるポータルサイトの利用者の接続速度の変化のデータです。
月間PVが大体150,000位で、割と昔からあるタイプのまじめなコンテンツのサイト。携帯は対応していませんし、IT系とかに偏ったコンテンツもありません。
見ると分かる傾向は
- ダイヤルアップ、実はあまり減っていない
- ケーブルはそこまで延びていない
- Unknownが年々増えている
- ADSL / 光(T1)も割合としてはむしろ減少傾向
グラフにすると
このUnknownの増加ってのが曲者で、内訳は正確には不明ですが
- スマートフォンからのアクセス
- E-Mobileなどのアクセス
- 本当にマイナーなプロバイダーのアクセス
あたりが考えられると思いますが、3つ目はプロバイダ業界が大氾濫しているわけでもないので昔からさほど変わったとは思えません。むしろ、ノートPC+E-Mobileやスマートフォン、フルブラウザなどの「持ち歩き環境」の増加が原因かなと思います。
(※Analyticsの”T1”が光全部を示しているのかが不明なので、類推ベースにはなりますが)
そして、これらの人の利用する回線は、光やDSLよりもかなり「低速」にならざるをえないのが実情です。
軽いウェブサイトは、それ自体が価値
ここでちょっと古典的な話。ユーザビリティの定義に戻ってしまうのですが、ユーザビリティが高いって状態は何かというと、
特定の利用状況において、特定のユーザによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い。(ISO 9241-11の定義より)
軽いウェブサイトは、(特に持ち歩きの低速回線ユーザにとって)ダイレクトして「効率性のアップ」をもたらします。
あのGoogle先生も、アルゴリズムの洗練と同じくらい、あるいはそれ以上に画面表示の速さにこだわっているといいますが、表示速度が0.1秒早くなると確実にシェアが伸びてきたという話もあります。
ファッショナブルな動きやデザインも個人的には好きなのですが、こと利用者の体験の最適化を考えた場合に、サイトが少しでも動きが鈍かったり、表示がおそかったりすると、イライラ→「こんなもん見れられっか!」ということになりかねません・・・というか自分なら、確実にそんなサイト2度と見ませんし。
世の中に流れる「制作側」のリッチ化の動きだけに目を奪われるのではなく、むしろ技術が進歩したことによってユーザが色々なデバイス・利用環境で訪れる今だからこそ、快適な利用の条件を整えることを忘れてはいけないなって思うこのごろです。
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最近のエントリー
Comments:3
- oo 2009-07-21 (火) 01:05
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T1が光というのはどこから来たものでしょう?
T1/DSL/Cable/Dialupという分類は一昔前のアメリカ起源のもので、
T1=1.5Mbpsないしそれ以上
DSL/Cable=数百Kbps
という意味です。例えばQuickTimeのコントロールパネルのストリーミングタブでそれら区分がおおよそどれくらいの速度なのかわかります。このページの言説は、上記データをどうやって取得しているかに依存しますね。
- Tomotaka.Imaki 2009-07-21 (火) 01:14
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ooさん
文中にもあえて書いてあるのですが、大体の類推です。
Googleのヘルプにちゃんと明記してあれば問題がないのですが、そのあたり、Google先生は割とゆるいみたいですねー。 - morifuku 2009-07-21 (火) 01:15
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やけに重く、かつ、閲覧者側になんのメリットもない、JavaScriptは、Adblock Plusで止めたりしていますが、そんなJavaScriptを大量にエンベッドした、くそ重いサイトメジャーサイトってありますね。

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