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金曜は、サスペンス劇場? 男心を操る、恐怖の出会い系「サクラ」プログラム

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いまやネット上に氾濫する数々の出会い系サイト。
その裏側には、実体のない架空の女性を作り出して男性からお金を巻き取るための「サクラ」と呼ばれる存在があります。

※もともとは、人が人格を偽りメールを書いてコミュニケーションを行う所からスタートした「サクラ」ですが、今ではかなりの部分がプログラム化されているようです。

何のいわれか分かりませんが、たまたま知った「サクラ」プログラムの仕組みについて今日は少し。
男のお金を吸い取るロジックはあまりに的確で、本当にびっくりでした・・・

1週間単位のコミュニケーション最適化

プログラムは、大体1週間単位で動き、月曜日から金曜日に向かってハイライトを迎えます。

そして、可能な限り大量のポイントをユーザ(男性)に使わせるようにさまざまな罠が張り巡らされています。

  1. サクラを疑う利用者を、コミュニケーションの中に引き込む
  2. 会えそうで会えないが、徐々に会えそうな方向に向かうことで、ポイントを使わせる
  3. 金曜日にハイライトが・・・?
  4. そして、最後のトドメ!

なお、ここで重要な前提を1つ。

こういうサイトでは、メールを出したり読んだり、といった作業にポイントが必要なのですが、匿名性の高さや、サイトに対する不信感・不安感から、出会い系サイトでは銀行振り込みを利用してポイントを購入するユーザが多いそうです。

実は、この性質がプログラムに大きな影響を及ぼすのです・・・

第1ステージ:惹きつけ

まずは、利用者を出会い系サイトの砂地獄に引き込まねばなりません。

そのため登録したての人には、いろんな女性(サクラ)のメールが届きます。
このときプログラムでは、

見るからに不審なプログラム、よく読むとおかしな文章のメールをあえて複数送り込み、本当の罠(サクラ)はそれっぽく見えてついついそっちを開いてしまうように対比効果を強める

という手段に出ます。
例えば、

  • いますぐ会いたいです。旦那に飽きちゃったの。
  • 今、丁度○○駅近くのローソンにいるんですけど、ひょっとしてご近所さんですか?

という2つのメール。
(※あくまで分かりやすい例にするため、デフォルメしています)

明らかにおかしい最初のメールにたいして、軽い問いかけとして妥当そうな後者。
ユーザは、自然にそちらへと誘導されてしまいます。

この後者のメール、実はユーザがフォームに登録した地域情報から地図データベースへ連携し、即座にそれっぽいコンビニやスーパーにいるという設定を作り出し、自然な文章を送り込むようになっているそうです。
(居場所はサクラの人格とセットでプログラムされるみたいです。)

こうしてユーザを引き込んだ後は、「会いたい」ユーザに対する時間稼ぎが始まります。

第2ステージ:徐々に会えそうな方向に会話を誘導

ユーザが乗ってしまえば、次はポイントを消費してお金を使わせる方向にプログラムが進みます。

が、

「会えそうで、会えない。なかなか事態が進行しない」

そういう、ひたすらグダグダ引き伸ばすサクラプログラムでは、どうもうまくいかないみたいです。

男性から見た場合、他にもたくさん女性がいると思っている(※そう思っていないと利用者としてそもそも引っかからない)ため、あまり引っ張りすぎるのは禁物。

逆に

徐々に会話は進展し、水曜、木曜日くらいには「じゃあ、金曜日の夜にでも○○でお食事しませんか?」くらいのところまで、サクラから問いかける

という方向にプログラムは進みます。(これ、個人的にはちょっと意外でした。)

そして、金曜日に最後のハイライトが・・・

第3ステージ:金曜は、サスペンス劇場

そして迎えた金曜日当日。

男性は、20時渋谷で待ち合わせの約束を取り付け、うきうきした気分でいます。

が、そこに急に届いた連絡。

ごめんなさい!急に用事ができて、待ち合わせ場所を変えてもらえませんか?

ここまできて逃すものか!と男性は急いでメールのやり取りをスタート。
見る見る減って行くポイント。

出会い系にいきなり大量のポイントを投下するユーザは少数。
そして意外とやりとりが手間なのが待ち合わせとお店選び。

分かりました、新宿駅ですね。
でもせっかく会うんだから、お店はおしゃれなイタリアンがいいな。どこか良いところ知っています?

とかなんとか、決まりそうで決まらない中、遂にポイントが尽きてしまいます。

しかし、この時点で既に自体は15時過ぎ。
既に銀行振り込みによる新しいポイントゲットは不可能・・・・

うなだれる男性。

でも、15時を過ぎたあたりでポイントを使い切らせ、会話を打ち切るのがこのプログラムの真髄なんです。
銀行の業務時間まで考え抜かれた絶妙のプログラム調整が裏で走っているんです。

これを考えた人、凄すぎ。
というか、その才能、もうちっと使い道はなかったんでしょうか。
微妙に切ない。

・・・ともかく、そんなわけで、悶々とした中、男性は月曜日を迎えることに・・・

第4ステージ:怒りの週明け!これでフィニッシュ!!

そして月曜日、ログインしたユーザが目にしたメールには

金曜日、ひょっとしたら○○さんが来てくれるかと思って新宿まで行ったのに!
なんで来てくれなかったんですか!?

なんと、サクラさんからのお怒りメール。
もちろん実態としてそんなところに行った訳はないですし、よーく考えたら何かおかしいのですが、このあたりまで来ると男性はもはやピエロ。

サクラさんの機嫌をとって、何とか再び約束を・・・(心の叫び)

・・・・・(汗

・・・(汗

あぁ、もう完全に思う壺。

男性は、必死の思いでメールを打ち、ポイントをさらに消費することに。
そして、徐々にやさしくなるサクラさん。

こうやって、男性は綺麗に数万円を消費してしまうことになりました。



・・・と、まぁ、なんというか、なんとも。

今木も分かりやすいところだけ抜き出して説明してもらったわけですが、こんなストーリーが何本も何本も計算されて走っているようです。
(実際にはもっと細かい分岐があり、複雑な流れにも対応可能なんだそうです)

これだけでも凄いのに、要所のメールではきちんとメールを送る前に人がちらっとチェックして、自然な流れになるようにちゃんと補正をかけるんだとか。

もちろん、みんながこんな都合よく引っかかる訳ではないのですが、コンサルタントも真っ青の見事な引き込み作戦。
特に週末から週明けにかけての、ポイント制度と銀行の業務時間をからめたコミュニケーションは絶妙です。

出会い系を利用する方は、くれぐれもご注意ください。。。。

※具体的にどこのサイト、とかそういうことではありません。
※全部のサイトがこんなインチキ詐欺だといっているわけではありません。というか、そうであってほしいです。

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