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電通とGoogleの間で交わされた、ジョークのような本当のような交渉

ネット広告代理店のアイレップが事実上DAC(博報堂)の子会社になりました。(PDF

業界1位のOPTも電通の傘下に入っているので、ネットと総合の代理店がかなり入り混じってきた感触です。
残るは、毎度お騒がせ企業サイバーエージェントですね。ここは、余程のことがない限り総合の軍門に下ることはないでしょう。

ただ、彼らの手法とネットの手法があまりにも違うため、あまりいいサービスを提供できていない、というかチンプンカンプンな提案が上がってくるのが実情な感触。(※やっぱり総合でしかできない提案もあるので、全部が全部ってわけではないんですけどね)

そんな総合代理店の「カンチガイ」を見事に象徴するお話です。
※伝聞のため、多少不正確な可能性はありますが・・・

電通とGoogleの間で交わされた、ジョークのような本当のような交渉

これは数年前のお話。

天下無敵のYahoo! Japanのシェアをついに本格的に奪いだしたGoogle大先生の下に、電通さんから打診が。
その内容とは・・・

Googleの一番いい枠を(恐らくグロスで)買い取らせてほしい

・・・・(汗

・・・(汗

おそらく、下(赤枠)のところでしょう。
いわゆるリスティング広告のプレミアムポジション1位。

image

Google先生の返事。

当社は、そういう「枠」はございません。

・・・・(汗

・・・(汗

あまりにそのまんま過ぎる回答。
というか、何億あるかしらないキーワードごとのリスティング広告の1位に全部広告を出すつもりだったんでしょうか、電通さん。

でも、これこそがネットと総合の食い違いの象徴なのかもしれません。

枠を押さえることが重要だったマス広告

ネット以外(”以前”といったほうが良いかもしれません)の時代、特に団塊世代などは、国民としての行動様式がワンパターンだったので、TV・新聞にしても、コンビニの棚にしても、「良い枠」さえ押さえてしまえば、そこに価値が生まれたんだと思います。

誰もがこぞって「三種の神器」とかを買っていたわけですから。
なんというか、受動する消費者と与える企業(とその背後の総合代理店)って図式でしょうか。

が、ネットは能動メディアで、しかもターゲットの行動はばらばら。
その上、”個性、個性!、個性!!”という言葉をずーっと受け続けていた世代がどんどん増えています。

「20代」みたいなありきたりなデモグラ分類よりも、顧客のニーズにあったターゲティングができないとそっぽを向かれてしまうメディア・インターネット。

まったく異なる文化を持つ、総合とネットの代理店がくっつくことで、新世代のサービスが生まれてくるのか、それともただの戦略倒れになるのか?

なんだか、いろいろと面白い展開が待っていそうです。

※ちなみに電博がネットで苦戦するのは、給与水準が高い社員をたくさんを抱えているという事情もあると思います。
その給与に見合うだけの広宣費をネットから取るのが、結構辛いハードルなんじゃないかなと。

※ちなみにその2。電通はGoogleをメディア企業(枠を売ってくれるパートナー)と最初勘違いしていて、気がついたら誰も電通を通さずに直接広告を出す世界ができてしまった、という経緯があったりするみたいです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070703/128993/

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