- 2009-05-17 (日)
- よもや話
個人的に、意図せずFX業界の人とのかかわりの多いこの半年くらいでした。
その中で最も衝撃だったのが、「FXをやめる人は、資金が尽きた人」という事実です。
これは、他の一般的な金融商材(投信や株、外貨預金)ではなかなか見られない現象です。(もちろん目減りとか、一部の会社の株が紙くずと化してしまうことはあるんですけどね。)
FX業者は「ウソツキ」か?
ちょっと極端な言い方ですが、とにかくここに問題は集約されると思います。
何かというと、
- コンプライアンスのチェックがしっかりしている大手銀行がFXを取り扱っていないため、しっかりとしたリスク情報が世の中に出回っていない
- 一部のFX業者のモラルの低さ・・リスクの高い商材であるにも関わらず、メリットばかりを強調する体質
※銀行も似たようなもの、という意見もありそうですが、少なくともFX業者とは全く異なるレベルにはいると思います。
業界全体がこんな状態なので、利用者も正しいリスク認識なくFXを利用し、資金が燃えてしまうのだと思います。
商材自体がハイリスクなだけに、あやしい情報提供しかできないFX業者があふれている状況が直らない限り、FXは利用者を燃やし尽し続けるのだと思います。
では、「FX」自体が悪なのか?
というと、個人的にはそうは思いません。
例えば余剰資金のある人が、限度額を決めてある程度のレバレッジをかけた上でロスカットを設定してFXをやれば、ある種の「経済カジノ」のような楽しみ方(?)も可能ですし、事実として100倍レバレッジで大当てすれば大儲けできることもあるわけですし。
外貨預金との違いで言えれば、「売り」「買い」の両方からスタートできる、というような特徴もありますし、レバレッジさえ1倍にしてしまえば、明らかに手数料の安い外貨預金としても使えますしね。
ただ、業界全体の何でもかんでも利益さえ上がればOKといういい加減な体質が一向に改善しないため、規制は必要なんでしょう。
現状は
取扱い事業者および外務員は登録制(改正金融先物取引法:2004年12月成立、2005年7月1日施行)であるが、FX事業者の破産や詐欺行為などを事前に予防・担保する法的・財務的規制が十分でない状態であり、委託証拠金が分別管理されていない事業者の場合、預け入れ金が返還されない可能性があるなど事業者リスクを十分検討のうえ配慮する必要がある。
※外国為替証拠金取引(Wikipedia)
という状態ですから。
ちなみに、規制を受けてもちゃんとしたFX会社ならつなんともないはずなんです。
変な会社がつぶれる分むしろ追い風にならないとおかしいというか。
※中には、本当にしっかりした会社もあります。念のため。
規制によって、いい加減な業者が一掃されてようやく成熟する業界なのかもしれません、FXって。
■参考リンク
- 外国為替相場取引(FX)で確実にもうける方法(必勝法) - Life Is Beautiful(このブログがFXを採り上げるとは・・・)
- 外国為替証拠金取引(Wikipedia)
最近のエントリー
Comments:2
- katamo 2009-07-06 (月) 21:24
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こんにちは。Googleと博報堂の記事からたどりつき面白くていろいろな記事を読んでしまいました。
FX業者(CAFX)のレバレッジコースで1倍なんてないと書かれていますが、10倍コースにしても、最大レバレッジが10倍なだけで、レバレッジ1倍でポジションを持つことは可能です。おそらく他の高レバレッジコースでも。たとえば10倍コースを選択して100万円入金して、1万ドル(時価95万円)の買いポジションしか持っていない場合は、レバレッジは1倍です。
しかしFX業界が非常に投機性の高い金融サービスであるのは否めませんね。そこが最大の魅力でもありますが。自分もオンラインFX業者の一人なので現在は顧客に生き残って頂くための投資家への情報提供・教育なんかに力を入れていきたいです。
- Tomotaka.Imaki 2009-07-07 (火) 01:04
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katamoさん、ご指摘ありがとうございます。
FX自体に罪はないというか、あくまで1つの投資の形だとは思うのですが、情報提供のありかたが・・・
尤も、規制でレバレッジが張れなくなるとなんのためのFXなんだか、という意見もあったりで。
katamoさんのような方が増えると良いですよね。

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