- 2008-08-10 (日)
- マーケティング・事例 | 広告
ウェブサイトのリニューアルのときに
- ブランドが大事だから、もっとデザイン重視で
- このデザインだとブランディングの方向性が・・・
なんて話を、色んなところで見聞きすることがあります。
が、「これを書いて(言って)る人って、本当にブランドが何たるかを分かってるのか?」と考えると甚だ疑問です。
いまき自身もブランドについての専門家ではないのですが、そもそもブランドとは
ブランド(英:brand)とは、ある商品・サービスを象徴するもののこと。ある商品・サービスを、別の商品・サービスから区別するための商品名称やシンボルマーク、模様だけでなく、消費者が商品・サービスを見た際に想起させる周辺イメージ総体もブランドと呼ぶ。
-- Wikipediaより引用
もちろんブランドってそんな単純な代物ではないんですけど、個人的に嫌なのは「デザインがかっこいい→ブランドにもプラス」という脈絡のない発想。
というか、デザインとブランドは(等価ではないにしても)常にセット。
正直、ここにはかなりの抵抗を感じます。
Webではありませんが、ある広告人の告白さんのエントリーが非常に分かりやすかったので引用してみます。
ブランドという言葉はマジックワード化しています。
とくに制作現場では。
「そんなふざけたことじゃなくて、ブランドをきちんと語らなければいけないよ。」とか、「もっとブランドが感じられる高級感のある表現じゃないと駄目でしょ。」とか。
このエントリーでは、原因をこう分析しています。
■ なぜブランドが一元的な語られ方をするようになったのか
それは、きっと、この他商品と区別することで生み出される超過収益力を基軸に、その軸の中の頂点に位置するのがシャネルやヴィトンのような海外高級ブランドであるからなんでしょうね。
確かに、この超過収益力で考えると、海外ブランドのようなハイファッションなトップモデルの世界というのは、ひとつの頂点であり、そういった方法論の援用である、普通の人々の心情を語るあったか世界という方法も、その方法論の下方延長線上にあるのは確か。
でも、これ、方法論の話で、ブランドをつくり方のひとつでしかありません。
つまり、「ブランド」の成功事例としていわゆる「高級ブランド」が浸透しすぎ、(かつ分かりやすい)せいでブランドの定義からどんどん道を外してしまってるんじゃないか、と。
なので、本来的には「ブランド重視」だからといってデザインを変えたりってことは、結果的にそうなることはあるにしても、本来別次元の話のはずです。
それでもブランドというとデザインがまず出てきてしまうのは
わかりやすいから
ブランドといわれても説明しづらい人でも、デザインなら色や画像の品質、動きなどでそれっぽいことを語れます。
それは制作サイトも企業担当サイドも同じ。
もちろん、ブランドを考える際にデザインってのは一つ重要な要素になりやすいとは思いますが、もう少し業界として幅広に捉えることができないと、いつまでたっても見た目をこそこそいじるだけの人が減らないんじゃないかな、なんて思うこのごろです。
(※繰り返しですが、いまきはブランドのプロではありません。変なところがあったら突っ込んでください)
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