Web担当者フォーラムへ寄稿した記事について備忘録的に。
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2008/05/29/3120
正直なところ、携帯のフォーム設計でこんなに反響があるとは全く予想していなかった。それだけ業界全体が「まとまった知見」の不足に苦しんでいるということなのかもしれない。
先日参加したモバイル業界の勉強会では、複数の社長さんやサービス担当者さんにお話を伺う機会に恵まれたが、そのときも同じ感触を抱いた記憶がある。
携帯の世界は、デバイスも含め移ろいが激しい上、機種・キャリア、さらには国による仕様差が大きい。
ただ、PC業界の人が携帯サイトの世界に足を踏み入れる際に最も気をつけないといけないことは、上記のような部分ではなく、もっと根本的なメディアの性質。もはやそこら中で言われていて珍しい話ではないが、以下の2点をとにかく強く意識しないと揚げ足を取られてしまう。
”目的思考のメディアではない”
”即時性が(極めて強い)"
もちろん100%上記の原則が当てはまるわけではないのだが、それでもこの差はきわめて大きいと常々感じる。
例えば携帯で大人気の「ケータイ小説」。とにかく1文が短く、「携帯のディスプレイの中で見る」ことに最適化された日本語は、書籍にしてみると文法的には矛盾だらけ。
だが、それが流行する。
これは「その場でぱっとみてその場でつまらなければおしまい」という世界の、(ちょっと強引かもしれないが)顕著な例だと個人的には思っている。正直、読むのはつらいけど。
携帯サイトをどう扱ってよいか分からない人に薦める行動はたった一つ。
”勝手サイトを「楽しめるようになる」までひたすら見て回る」"
これができない人は、一生携帯には関わらないほうがいい、とすら思う。

RSS Feed